__ It is started from one dream... as it became with Love Dreams

mimi's world - 5 * Icy Desert

ペットボトルを差し出されて思い出していたのは、貴方が目を瞑って微笑む写真。
ペットボトルの水の青い影が、貴方の写真に重なっていて・・・

蒼い海の中に微笑む顔と重なって、私の頭の中に浮かんでいた。

一番星の輝き始めた海・・・

夕日が創る光の道をその海に映し、その道に歩んで行こうとする貴方が夕日が照らしたピンクの空を、貴方の笑顔をピンクの魔法で包んでいた。

貴方は海の中で、何を想っていたのだろう・・・

海面に浮かぶ小さな光と、蒼い熱帯魚が貴方にキスをして、両手を伸ばし捕まえようと微笑んだ顔が、ドラマの中の写真の様で・・・

ドラマの撮影中に貴方は、そのシングルのエスプレッソとお水のボトルを置いていった女優さんを本当に考えて役を演じていたのだろうか・・・・・


この人は役に入ると、本気で相手を落としにかかる。

だから貴方と共演する役者さんは、誰もが本気で貴方に恋に落ちて行くって事、
・・・知ってる。

それならば、今

貴方が赤と白の世界の中に、私を相手に選んだのならば、私はそれに答えなければいけないと思っていた。


_________ パキ。


そう音を立てて開けたペットボトルを、ごくっと音を立てて飲む彼を見たのはさっきのドラマの中。シングルのエスプレッッソ。

プライベートでも貴方の好みのまま

でも、それ・・・

木漏れ日の中に舞い落ちた木の葉を追いかけたあの人も、同じだった。
私に差し出してくれたあのカフェラテ。
ピンクのロックシュガースティックで作った媚薬のラテと同じシュガースティックで、自分のシングルエスプレッソに同じ魔法を掛けていた人の好みと同じ・・・


「 一息、入れる? 」


そう言われて思わず固まってしまったのは、ずっと前に見たCMの様だと思った。
そのCMからのドラマの中なのだから、私が見たドラマのままの敦賀蓮がそこに居ると思ったら、固まってしまっていた。

一度、聞こえない様に鼻で深呼吸をして彼の前に言った。

今の、蓮は、そう・・・敦賀蓮のまま。

敦賀蓮に似合うような女の人に成りたくて、この人を追いかけたことにも後悔はしていない自分・・・そう、心に決めて・・・

敦賀蓮を愛する・・・

その相手役を私が演じて、貴方が相手役を本気にさせて落としに掛かって演技を本物にしてくれるのであれば、それでも私は・・・構わない。


「 それじゃぁ・・・」


そう続けた自分の言葉に、自分でも驚いていた。そう、頭の中に思い浮かんでいるのは、敦賀蓮のサインと、私が最後、自分で彼を呼んだ名前。―――― 敦賀さん・・・

赤と白の映像の中に今は居る事を貴方が望んで居るのならば、私は監督・主演・敦賀蓮のその映像の中に入ってもいいと思う。


「 ここから、頂戴。 」


彼の胸に身を預けて寄り掛かり、唇に人差し指を当てて・・・
思い出していた。私の愛を感じた人との事を。

私は、あの撮影の時にも・・・その人に本気の演技に引き込まれ、本当に彼に恋に落とされた経験もした事はある。それと同じ様に、今この瞬間にどうしても本気で落として欲しいと思っていた。

チェリーも・・・

貴方がドラマの中で摘んだ時に思い出してしまった、愛を感じた事のある人から教えてもらったキス。
今、敦賀さんがしてくれるキスに頭の中が蕩けそうにされていると、自分の喉から漏れる声と足元の力が抜けてゆく感覚に分かる。

Dream-Liquid Mind 

脳が蕩けるほど・・・夢の様な・・・

その曲がBGMの様に頭の中をぐるぐる回っていた。それとその “ 脳が蕩けるほど ”

七倉美森に言っていた・・・脳が蕩けるほど、エッチなちゅー。


(なるほど・・・これがその脳が蕩けるほどエッチなちゅー、か・・・)

そんな事まで思い出していた・・・。

敦賀さんがくれるキスに、抱かれる前にソファに埋もれるように隠れて聴いた一つの曲を思い出していた。

アイツの、One Love 一つの愛。


_____ 切なくて・・・悔しくて・・・

    愛された一つの印・・・


ドレッサーの鏡を覗くと、恍惚とキスを楽しむ彼の目を瞑った表情に、抱きしめられている自分。彼は今、本当に私の事を愛してこうしているのだろうか・・・・・
でも私が感じているのは、彼は演技をしている様だと云う事なのに。
彼の口調が、ドラマの中で言っていた様だと思っていた・・・“ 一息入れる?”
同じ台詞を言っていた事も、彼がドラマの中で告白をして明日のニューヨーク時間の残業もって言ってた口調だと思っていた。

だから今 鏡の中に写っている自分の首に彼がつけた、愛された印は・・・

本当に愛してくれて付けたものなのかが、分からなくなっていた。


_____ ・・・ 思い出が千の笑顔か、心の空に輝き出す


私が思い出すのは・・・

_____ だからもう泣いたりしないで、涙じゃなく笑顔を・・・ありがとう。

そう続く歌詞と、ショーちゃんのピアノに思い出す。子供の頃の思い出。

あの夏の日・・・
絵本から飛び出てきた、妖精の久遠。
涙を吸い取って、笑顔にしてくれたのは、アイツではない。私の愛を感じた人。

そう・・・アイツは続けていた


_____ 大丈夫、独りでも寂しくなんて、ない・・・

ただ、逢いたい・・・そう言って歌われた歌詞には、
“ 忘れられない、過ごした時間だけが・・・独りにさせる ”って綴っていたのに、

さすが・・・
PV予定曲。何ヶ月後にリリースされる予定なのだから、時間の経過ももう計算済み。

ピアノを弾く音には、ショーちゃんが弾いていると云う事は分かるほど聞いている子供の頃。

でもそのピアノと歌詞に思い出させられたのは、久遠との事だった。

“ 回り逢えた奇跡。”そして、“ いつか又逢えるかな。” それと・・・


_____ 出会いの数だけ笑顔が生まれ、笑顔の数だけ幸せに成る・・・

    
“ 貴方らしく生き抜いて・・・”

久遠の心にも届いて欲しいと願う言葉。人とは違った宿命を背負って生きてきて心の中が空っぽのまま、何にも満たされず、生きてきた人・・・

木漏れ日の川面のキラキラ光る撮影は、あの夏の日を思い返すには十分で・・・
それに、あのロケがクランクアップの日だった事も思い出す。
休憩時間に川原で座って話をした。恋のオーラを感じていると。
それは、貴方が私を役に引き込んでいたわけでは無かったと思いたい・・・

今もまだ、久遠の事を愛していると感じるのなら、私は役が付いたまま離れないでいるのかとは、思いたくないほど彼を愛していると心から感じている。そうじゃなかったら・・・

あの夜、初めて久遠と寝たことも

今、蓮に抱かれて・・・蓮にも初めてをありがとうって言われた事も・・・

アイツが歌った、“ 涙じゃなく笑顔を・・・ありがとう。”

その言葉は、抱かれながらも思っていた。
マッチの炎に蒼い瞳、薄い黄色のバスタオルにブロンドの髪・・・
同じ声に、同じ香りにどうしてもどうしても、涙が溢れそうだったけれど

笑顔で居ろよ。と・・・アイツに言われた様な、兄弟的な声も聞こえていた。


その時・・・
・・・背中に冷たい感覚が走った。


目を開けて鏡を見ると、ペットボトルの水が背中に流れていた。

それは、私の考えていた事を見透かされているのかもと思っていた。
巻いていた赤いバスタオルを片手で取られて、ぽいっと投げた事も、自分の方に集中しないと

“ 今すぐ、どうにかしてあげようか? ”

そんな言われた言葉が、頭の中に聞こえていた。

でも、私が言って欲しいのは・・・



その瞳が蒼に見えた事も、その髪がブロンドに見えた事も


“ 今の、魔法だよ. . .”

あのピンクの雲にピンクの星が、地上に舞い落ちてきて欲しいと望んだ瞬間、真っ白に変えられて言ってくれた言葉と同じ様に、言って欲しい。と・・・
全て魔法のせいにしてしまいたい衝動に駆られていた。


だって・・・その私の背中に気付かせるように流した水。

そのペットボトルに・・・


ペットボトルの蒼い影に微笑むあなたの、笑顔が・・・

海の中に浮かべたあなたの、笑顔が・・・


夕焼けの映像が二つとも重なって

夕日の作った光の道の海の上にも・・・ ブラインドを閉めた窓からも・・・

ピンクに染められた雲が浮かび、星が瞬き始めた一番星

魔法が掛かった様に色を変えて、空に煌き瞬く星空に・・・

貴方の魔法は、ピンクを闇の中の煌きに変え・・・


ピンクを白に変えた妖精の・・・白いライオン・・・白い電話・・・
ピンクを黒に変えた魔法使いの・・・黒いライオン・・・黒い電話・・・


・・・ピンクを真っ白に変えた、妖精の魔法の様に思っていた。

でも貴方が私に変えたのは、水色のバスタオル。
水に包まれて、注がれる愛・・・
・・・自分の力で、泉の底から湧き上がらなければ、本当に心を開いたとは言えない。

“ 涙じゃなく笑顔を・・・”

波間に漂うボードの上で海の水を両手ですくいあげた、私の妖精。
目を瞑って微笑んでいたその瞳から、涙を流していたのだと気付いたけれど、両手が顔から頭に移って髪を後ろに流した時には、本当の笑顔になっていた。



赤と白


貴方の創る今の時間・・・

もう一度 聞きたいと思って聞いた。


もし貴方が、赤を望むなら・・・

私はこのまま、このドラマが終わるまで、貴方に本気で落とされた相手役の女優として
そして、クランクアップと同時に元に戻ればいいだけ。その時は違う人を・・・

もし貴方が、白を望んでくれたのなら・・・

私は、貴方を、本気で愛したいと思っていた. . .



貴方は・・・


愛と夢と、どちらを私とご希望ですか. . .__________


ねぇ・・・・・敦賀さん・・・・・







 
  1. Instrumental of Love Dreams
  2. [ edit ]
Love Letter from RT and CH

THE mimi's WORLD

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Author:美海 * mimi
....................

the 5th mimi's world


* Icy Desert *


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