__ It is started from one dream... as it became with Love Dreams

mimi's world - 5 * Icy Desert

From far away beyond beautiful...SEVEN SEAs

美しい海の彼方より  the RUMOR of Mermaid's A New Day



『 噂の人魚 』 A New Day - Prologue & the CAVE より

。・。・。・。・。・。・。 the RUMOR 6 。・。・。・。・。・。・。




窓の外を見ていた・・・


深くも浅くも無い、ここは波の影響も無い

光が届くかといったら、届かない

でもいつも、小さなプランクトンが光って舞い落ちる


その中にふわふわと漂いながら、仄かに自分で光を創りだすクラゲを眺めていた


上に横に自分で何回か動いた後に、傍を通り過ぎた蒼い魚の尾びれが作った水流に身を任せ
そのまま漂っている


今夜は なかなか寝付かれないでいた

何をするでもなく毎日は幸せで、いつも傍にいてくれる優しい蓮が向けてくれる微笑に包まれて過ごしていた

自分から何かをした事は、今まで何も無かった

何かをしようとする気も起きた事は無い

いつも傍にいてくれる蓮がなんでもしてくれる


王族としての自分の海域の統治も、自分でした事など無かった

自分の城の周りに自分の国があるけれど、見た事も無い


・・・窓の外を漂うクラゲも自分の国民の一匹なのか________・・・?


そう思ったら、どこからこの厳重な離宮の中に入って来れたのかが、気に成ってしまった

見つかって処罰されてしまわないうちに、この自分の意思で動いているとは思えないクラゲに早くお逃げなさいと、声を掛けてみようと思いたった

自分の城に紛れ込んできてしまったのならば、門を開けて逃がしてあげなければ成らない

でも門を開けてもらうには、蓮に頼まなくては開けてもらえない

蓮も自分の部屋で寝ているだろう

自分の使いに頼んだら、きっと不法侵入者としてクラゲは処罰されてしまう


・・・・・・ ?


あれ・・?


蒼い魚は、どこから来たの・・・?




その2匹以外、自分の窓から見えるのはいつもと同じ

きらきら光りながら舞い落ちるプランクトン、お庭の赤いさんご礁にゆれる深緑色の海草に、イソギンチャクが・・・

外に出た事のある私の使いがいつも言う


海の上には・・・

地上という世界が広がっていて、その地上にも国があって、その国にも自国を統治する王子様がいる

その王子様の国には・・・

光の時間と闇の時間

そして、プランクトンの様に・・・

雪という・・・この海が作った、雲という・・・ものから溢れて舞い落ちる世界に

星という・・・この海の中のヒトデの様なものが輝き、空気という・・・海の水の様に包まれた世界であると

赤い珊瑚の代わりに、緑の樹というものが生えていて

緑の海草の代わりに、赤い花というものが揺れていると

そう聞かされていた事も・・・



この私に仕えてくれる乳母人魚は、

『 私がお話した事は、蓮さまには内緒ですよ 』

そう念を押されて今ままで誰にも伝えることも無いまま過ごしていた


この舞い落ちるプランクトンの様に、その王子の国には・・・

雪と云うものが降り積もり、星と云うものが光っているのだろうと

初めて想いを馳せながら、クラゲを追いかけて庭に出ていた


蒼い魚はもう何処にも見えなかった。

クラゲを追ってった先に、赤い珊瑚の間に・・・さっき見た蒼い魚の尾びれがするっと目に映ったような気がして、行った事の無い庭の端まで泳いでいった


その岩石の向こう側・・・

今まで一度もこの端に来た事も、岩影など覗いた事も無く、少し怖かった

でも自分の大切な国民の一人を、自分の城の中で殺してしまう事は出来ない

意を決して覗いた・・・

白い光のプランクトンの舞い散る向こうに、何か輝いていた

蒼い光・・・


するっと消えたその光・・・

その蒼い魚の尾びれが見えた場所に、追いかけて. . .__________




__________ な・・に・・・ ? 

あれ・・・・・




赤いさんご礁の向こう側・・・

大きな海草が揺らめいて・・・


周りをきょろきょろ見回して、誰も居ないことを確かめた

すっと・・・音も水流も立てる事無く、尾びれを一振りだけで近づいた
その大きく岩の上の方まで伸びている海草の群れを掻き別けて、蒼い光が消えた場所を確かめ様と、揺らめいて一瞬だけ見えた場所に手を伸ばした

今まで見た事も無いその後ろ・・・

自分が子供の稚魚だった頃から住んでいたこの離宮

庭で蓮と遊んだ記憶は沢山あったけれど、その頃にはまだ背丈も小さい海草だったはず
その時にこの・・・

今、見つけたものを見た記憶は、無かった・・・


たくさん生い茂り真っ暗なその場所の先を覗くと、向こうに蒼い光が消えた


大きな岩石だと思っていたそれは、口を開けた様に向こう側が見える・・・

・・・洞窟・・・

この洞窟を抜けると、向こうに消えた蒼い魚や、まだその辺をただよっているクラゲ達
自分の国民の住む・・・

自分の統治する自国の世界が広がっている

いや・・・

それだけではない


『 蓮さまには・・・内緒ですよ・・・』

そう教えてくれた、自分の乳母人魚

彼女が言っていた・・・
広い海の自分の国の先に、他の王子が統治する国に繋がっているのか・・・?


『 その世界にはですね、キョーコさま・・・
  地上というものがあり、森という緑のさんご礁のような世界に、花という赤いひらひらと海草が輪になっているものが揺れイソギンチャクの様に、その花に虫というものが共存しているのですよ・・・その国にも、王子様がですね・・・・・』


星というものが煌いて、雪というものが舞い落ちて、

光が溢れて、光が失せて・・・その繰り返しが日々と数え、

その国に住まわれる王子様・・・


乳母の教えてくれた事が頭の中をぐるぐると廻っていた


真っ直ぐにそのまま、その先を見詰めて・・・

向こうに果てしなく広がっているのであろう・・と・・・
今までにこの離宮を出た事の無い私は、感慨深い想いを廻らせていた
 

岩に手を着いて、引き込まれる様にその口をあけた様に広がっている洞窟に入って行った

・・・けど・・・

尻尾を誰かに抱かれるような感覚、引きとめられている様なその感触に、はっと気付いた

吸い込まれる様に自分から入って行ったけれど・・・
見つかっては、自分はどうなるのか、全く経験が無いので分からない

誰かに見つかった・・・そう思い、振り返ると

抱きとめられた様な感覚は、大きく上に伸びた海草が絡まっていただけと安心する

ほっとして、腰に絡まった海草を解き、もう一度辺りを見回した



向こうに広がる世界に想いを廻らせる期待と・・・

この離宮を一人で離れる心細さと不安・・・


産まれて初めて見た光の方へ、吸い込まれるように泳ぎ出した. . .___________


でも・・・


この洞窟

向こう側は大きく広がって行く様に見えるけれど、入り口が狭くて・・・
抱きとめられた様に感じたのは海草だけではなかった
自分の腰も、岩がせり出る洞窟に引っ掛かって入れなかった


(う~ん・・・仕方ない・・・)

今日のところは、どうにもこうにもなら無いと判明・・・

( よしっ! )

そう思ったのは他でもない、その先に想いを馳せる自分の好奇心の方が上回り、
この洞窟を見つけた事は誰にも言わない、自分だけの秘密にしておくことにした

よし、と思ったのは他でもない
もう少しだけ、食事を減らしてみて・・・

後 少しだけで入れる様なこの場所にまた来る時には、向こう側へ誰にも見つかる事無い様に、
すっと一泳ぎで辿りつけるといいと思いながら、自分の部屋に戻って行った

腰に傷が付いていたり、鱗がはがれていないかチェックしていた

明日の朝・・・

もしも怪我をしていたら、蓮が逸早く気付いて、どうしたの?と声を掛ける事は分かりきっ
ていた

手中の玉の様に育てられて、私を可愛がってくれている・・・蓮

何かが違う・・・そう思われない為にも、今の見つけたものを心の中にしっかり収めて
自分から、ねぇ、知ってる?などとは言わない事にしようと思っていた

それに・・・

一人でどうしても行ってみたい


乳母の話が頭を廻り・・・

違うの国の王子様

その国には違う世界

その国は光で一日を知る


舞泳会に来てくれるのか・・・


その自分の対に成るかもしれない、まだ見ぬ王子に想いを馳せていたら・・・

深い眠りに落ちていた



そして・・・・


朝・・・

新しい日

新しい目覚めを感じて・・・



「 おはよう、キョーコ 」

メイド人魚が選んでくれて、綺麗に髪に編みこんでくれていた、小さな桜貝のピンクの飾りを撫でてくれる
向けられた微笑みに、ふわっと自然に笑顔が浮かぶ

髪を撫でてくれたその指に自分でキスをすると、キスをした指を唇に付けられて・・・

その貴方の優しい心が、今日も自分の心に染み渡る様にと目を瞑った


今日も一日・・・
この幸せに包まれています様に


毎日そう願いを込めて、目を開ける

目の前の優しい蓮の微笑みが、毎日 私を幸せな気分で始めてくれる事は・・・
もう子供の頃から幾年も変わらずに、毎日 自然に心に溢れてくる

毎日こうして幸せな気分で朝を向え、ブレックファストヌックまで、エスコートしてくれる
王子様・・・

王子の立場を表に出さず、私にはとても優しい蓮が王子だと言う事を、時々忘れてしまう程だ
った


『 おはようございます、蓮さま、キョーコさま・・・』

私の乳母も毎日、蓮に微笑みを向けられて、幸せに暮らしていると思える
彼女が跪いて蓮の微笑みを受けている姿を、毎日・・・今までは、普通に思っていた

でも・・・

今日から、この幸せを自分で壊す事に成るのかも知れないと・・・

心にそう感じている程、自分の中に初めて芽生えた好奇心にドキドキして、その姿を見つめて
いた


・・・・・


運ばれてくる料理の数々に、いつもなら残さず食べていたけれど今日は、一口だけ全てに口を
付けただけで残していた

蓮もお付も、そして乳母も・・・

皆が私に気付く事無く、食事を終わらせていた


何事も無いかの様に、いつも通り蓮が玉座に執務に向ったので、離宮の中を散歩しつつ運動がてら、腰をフィットしようと泳ぎまくっていた


「 なにしてんの・・・?」

自分の思惑に掛けられた声に驚いて、振り返った・・・・・




蓮が向けてくれるこの笑顔・・・


大好きな毎朝の挨拶に、私の心は幸せに満たされて今日も・・・と感じていた

けれど・・・・・


この数日、毎晩一人で抜け出してお庭の洞窟へ行っていた


朝起きる度に、明日こそと湧いてくる自分の感情、初めての好奇心と意欲と云うものが、私に向けてくれる蓮の笑顔を見る度に後ろめたさに心を締め付けられると感じていた

夜・・・一人お部屋で舞泳会のパンフを見ては、この人が自分の対に成る王子なのだろうか?・・・それとも、この人なのだろうか?・・・と、思いを廻らせて眠りに付いてみる夢は・・・

カナエの教えてくれる、大きな海の中の果てしなく広がる世界・・・

それに・・・

乳母の教えてくれる、地上と云う緑の珊瑚に赤い海草、光というものが溢れる世界に・・・
空と云う細かく輝くプランクトン、ヒトデの様な星というものが輝く世界・・・

まだ見た事の無い世界の王子様たちに、思いを廻らせて・・・

蓮の夢を見ることは無かった、この数日だった


夜になって蓮とお話していた

蓮はいつも優しい眼差しで、ゆっくりと包み込むような話し方に、ほんわりと私の心を包んでくれる・・・でも、何かに気が付いたのは、この数日の間の事

彼の口から離宮の外の話は聞かされた事が無い・・・

それをお尋ねする事は、この今の幸せを壊す事に成るのだろうか・・・?

・ ・・それすらも分からない自分

蓮から・・・言ってくれるのを待っていたけれど、彼も遊泳会に行って、対となる姫を迎え・・・この国の王妃となり、この離宮で暮らすのならば・・・

私は他の王子様の離宮に嫁がなければ成らない


この優しい幸せを、蓮は新しく迎え入れる王妃となる方に向ける姿を、自分が見るのは辛いと感じる事も・・・この数日に心の中に起こった感情だった


_______ 今夜は・・・

いつもよりもたくさんのプランクトンが舞い落ちていた

少し明るく世界を照らすこの夜に. . . . .


ふぅ・・・

自分がついた溜息は、小さな幾つかの気泡の泡になって昇って行くのを見届けた

皆が寝静まった頃、一人お庭に出てついた溜息の泡に、舞い落ちるプランクトンが巻き込まれる様にくるくる回っている


それを見届けて泳ぎ出した. . . .


お庭の洞窟を抜けた其処は・・・

見たこと無いのはもちろん、想像を超えた余りの広さに・・・

. . . . 胸が躍っていた ___________






  1. A New Day
  2. [ edit ]
Love Letter from RT and CH

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>

THE mimi's WORLD

美海 * mimi

Author:美海 * mimi
....................

the 5th mimi's world


* Icy Desert *


The Functions under

UNCOMPLITION
DRYNESS
QUIETUDE

their sensibility
of
Love Dreams


the BIRTH STONEs

- Feb.10th

Red Tiger's eye

..Awakening by
the Destruction and the Creation of Destiny

- May.29th

Iolite

..awakening by
Identity



- Dec.25th

Lapis lazuli

..awakening by
Reborn from Past Away

WORDs

the DOOR * mimi's SALOON - blog & tweet & message Infinity's Blog * FOREVER - Ren & Chuehonn's Jaxtaposed Blogs Love Letter from CH & RT / 敦賀蓮・久遠ヒズリ より

Copyright

* Love Dreams * Stories by Author 美海*mimi © 美しい海の彼・方より mimi's world-5 * Icy Desert All Rights Reserved.

Permit Belong 美海*mimi
All Desins & Creations by ™ From far away beyond beautiful sea.© ILD.fbs.A&C under h-llc(USA).All Rights Reserved.
Story by © 美しい海の彼・方よりmimi's world All Rights Reserved.
kinshibanner_Dark Gray

Under © mimi's world-1 * Deep Sea All Rights Reserved.

« 2017 08 »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -